こんばんは、バンド「エモイスト」のエモいベース担当Kazuです。
…というのは冗談で、エモいが好きな男Kazuです。
数日前に「YouTubeで聴けるエモい曲、チルい曲」を紹介しましたが、今回は読んで面白かった「音楽をテーマにしたエモい漫画2選」を紹介していきます。
バジーノイズ/むつき潤【全5巻】
新時代の“音楽”ד恋愛”体験。
「すきなもんいっこ、あればいい」ーーそう、思っていた。
マンション管理人をしながら、趣味で音楽を奏でる「だけ」。“シンプルで完璧”な生活を送る清澄(キヨスミ)。
しかしーー清澄が出逢ってしまったのは、バンドマンに恋をする女・潮(ウシオ)。閉じた世界に流れ込む強烈な“ノイズ”が、清澄の人生を大きく変えてゆく。
たったひとりと出逢うだけで、世界が変わる。耳障りで、少し心地良いノイズ。
引用元:楽天ブックス
この本の出会い
僕が愛用しているサブスクの音楽アプリ「Spotify」 で、作者のむつき潤がセレクトしたプレイリストをたまたまみつけたところから始まります。
プレイリストのアイキャッチが結構好みの絵だったので、気になって選曲したリストを眺めていると割と好みが合う。
きっとこの選曲をした作者が描いた漫画は、さぞかし自分好みの漫画を描いているに違いないと思い、即購入。
絵はシンプルで、いかにもヴィレッジヴァンガードに置いてありそうな漫画です。(めっちゃ褒めてる)
ミニマリストの主人公、”清澄”の好きなものは”音楽”のみ。
それ以外のなににも興味がない彼ですが、そんな彼の音楽に魅せられた自己承認欲求爆発モンスター女の”潮”。
この女の子に出会ったことで、清澄の人生が大きく変わっていく…。というストーリー。
バジーノイズの魅力(※ネタばれあり)
最初は部屋で趣味の音楽を奏でているだけだった清澄が、潮と出会ったことで少しずつ心情の変化が見られます。
清澄の音楽を気に入った潮はそれをTwitterにアップしたところバズってしまい、もっとこの音楽をみんなに届けたいと潮は清澄を振り回す。
最初は乗り気でなかった清澄も次第に潮に心を開いていきバンドを組むことに…。
僕は素人なので、全然現代の音楽シーンにモノを言える立場でもないのですが、音楽業界とそれを取り巻くアーティストの現状についてしっかり描かれているのはいいなって思いました。(誰目線)
音楽を奏でているシーンはシャボン玉のようなもので表現されていたり、二人のバスルームでのシーンはかなりエモいなって感じましたね。
狭い湯船に二人で入ってるのってなんかいいですよね。
なんとなく”NANA”のワンシーンを思い出しました。
潮が閉店後の店内で片付けをしながらceroのOrphansを聴いてるシーンが個人的におすすめのシーンです。
僕は実際にSpotifyでこの曲を流しながらこのシーンを読んでいました。
(ちょっと自分キモイなって思いましたけど、実際やってみてください。結構いいですよ。笑)
ヒロインの潮は自由奔放でとにかく突っ走っていくタイプ。
ちょっと癖がある子なので苦手な人は一定数いるはずですが、この性格のおかげで清澄は変わっていきます。
絵はシンプルでオシャレ。
イラストレーターのような絵が結構気に入っています。
アフターアワーズ/西尾雄太【全3巻】
クラブから始まるガールミーツガール青春譜
ケイちゃんといると、新しい世界が開けてく。
友人に誘われて、気乗りしないままやってきた渋谷のクラブ。そこで朝日奈エミは、ケイという格好いいおねえさんに出会う。
慣れないクラブに居心地の悪さを感じていたことも忘れて、すっかり打ち解けたエミ。もっと話したいと、ふたりはクラブを抜け出して夜の街へと駆け 出して
いく。
……お酒を飲んで、しゃべって。気づけばケイの部屋で、ケイのベッドで一夜をともにすることに……。
ケイの不思議な魅力にひかれて、その後も頻繁に部屋へ出入りするようになるエミ。
ある日、ケイの計らいでエミがVJとしてクラブイベントへ参加することになり……引用元:楽天ブックス
この本の出会い
無料で読める漫画アプリで公開されていた漫画で、クラブをテーマにした漫画だったので試しに読んでみました。(現在は公開終了しています)
あ、ちなみに一応百合漫画です。(そこまでそういうシーンはないけどね。)
百合が好きってわけではないんですけど、たまたまそういう要素があった漫画。
登場人物も9割男性です。
バンドがテーマの漫画は結構ありますが、こちらはクラブがテーマとなっている数少ない漫画のひとつ。
当時、クラブ大好きパリピ侍だった僕にはたまらない漫画でした。
クラブになじめず一人でいるエミがケイと出会ったことにより、クラブシーンに身を投じていき、運命が変わってくというストーリー。
この漫画でエミがやっているVJというのはビデオジョッキーの略です。(ちなみにDJはディスクジョッキーの略。)
VJはスクリーンなどに音楽に合わせて映像を流していくというもの。
こんな感じでスクリーンはDJの後ろにあることが多いです。
ちなみにここは渋谷円山町のクラブ「ATOM TOKYO」。
僕がまだパリピだったころに100回以上行きました。
都内最大級のクラブで4フロア構成1200人収容できる広いクラブです。
年齢層は大学生~二十代中盤くらいまでで、比較的初心者におすすめのクラブ。
アフターアワーズの魅力(※ネタばれあり)
クラブっていうのは”非日常”を味わえる空間でもあるわけですが、そこから感じる高揚感、クラブから抜け出したときの不安とワクワクが入り混じった感覚など、なんともエモい感じのシーンが多い漫画です。
クラブに行ったことある人はわかると思うんですけど、クラブを出た時の”祭りが終わった感”がこの漫画から感じましたね。
薄明るい空、大音量で耳が麻痺した感覚、脱力感、虚無感。
個人的にケイの部屋でのシーンが好きです。
レコードだらけの無造作な部屋で、ビールケースに座ってご飯食べるシーンが気に入っています。
こういう好きなものモノだらけの部屋っていいですよね。
僕も酒瓶に囲まれている生活ですけど、まあまあ幸せです。(最近、地震のことが気がかりなのでワイン瓶、スピリッツ瓶合わせて約100本捨てました。笑)
前半はクラブシーンというキラキラした感じの非日常に身を投じていくエミの姿がありますが、後半は現実的なシーンも多いです。
全3巻なので一気に読み進められますが、ストーリーもしっかりしていて専門知識がなくても読める漫画となっています。
読んでるとクラブに行きたくなっちゃうかも。
最後に
個人的に、音楽をテーマにした漫画や映画は、エモいシーンが多いイメージがあります。
管理人は常に”エモい”を求めているので、「これエモいよ!」っていうコンテンツがあったら是非教えてほしいです。
僕が使っているSpotifyでは、僕が選曲したプレイリストを公開中です。
お時間ある方は是非聞いてくれると嬉しいです。
IDは「kzys1010」です。
ではまた次回。